2009年07月28日 06時00分
寺脇康文、“盟友”岸谷の初監督作品に 「役者人生賭けた」
(左から)寺脇康文と岸谷五朗監督 (C)ORICON DD inc.
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俳優・岸谷五朗の初監督作品『キラー・ヴァージンロード』の完成披露試写会が27日、都内で行われ、岸谷監督をはじめ出演者の上野樹里、木村佳乃らが舞台あいさつに登壇した。そろって演劇ユニット「地球ゴージャス」を立ち上げるなど、岸谷監督と固い絆で結ばれる寺脇は、上野演じる沼尻ひろ子に誤って殺されてしまうという役どころに「今までのキャリアを捨て去るような役。普通だったらやっていない」としながらも、「役者人生を賭けました!」と力強くコメント。“盟友”の手がけた作品への思いをのぞかせた。
同作は、殺人事件を起こしながらも「結婚したい女」と「死にたい女」が死体を隠しての逃避行を繰り広げるコメディー。上野は「どのシーンも岸谷さんのこだわり、アイデアが散りばめられている。絶叫マシンに乗ったような感覚で観て」とアピールし、共演の木村佳乃は「現場は居心地がよかった。監督の愛情を感じましたね」と岸谷監督の現場での心配りを絶賛した。
寺脇をコメディタッチに演出した岸谷監督は「この人は日本一の俳優です」と持ち上げつつ「最近『相棒』っていう大ヒット作があって、かっこいい路線を気に入っていたので、本当の寺脇さんを爆発させてやろうと思った」としてやったりの笑み。これを受け、寺脇は「これで僕は(役者人生)終わります。もう誰も僕を使ってくれないでしょう」と自虐的に語り、笑いを誘った。
映画『キラー・ヴァージンロード』は9月12日(土)より公開。
上野樹里